しかり方

先日モンテッソーリ教育の無条件子育て5つの条件について書きました。

 

今日はその一つ、”ほめ方、しかり方”について書きます。以前ほめ方について書きましたのでしかり方を。

 

「子育てにおいて、ほめ方はしかり方よりも難しい」(モンテッソーリ教育・レッジョ・エミリア教育を知り尽くしたオックスフォード児童発達学博士が語る 自分でできる子に育つほめ方 叱り方 島村華子 ディスカヴァー・トゥエンティワン)と言われています。

 

子どもとつながるために必要なしかり方4箇条

1、「ダメ!」、「違う!」、をできるだけ使わない

2、結果ではなく努力やプロセスに目を向ける

3、好ましくない行動の理由を説明する

4、親の気持ちを正直に伝える

 

私たちが子どもたちをしかる時はどういうときでしょう?

命に関わる時はすぐに「ダメ!」という必要があると思います。しかしながら、子どもも何も考えずに行動しているわけではなく、何か理由があって行動しているわけです。

 

その時に、「ダメ!」「違う!」で行動を制止されてしまうと、フラストレーションがたまってしまい、脳が戦闘体制に入ってしまいます。

 

そうならないようにするために、なぜそうしたのか、理解し、受け入れた後、大人の気持ちを伝えてあげるのがよいとされています。

子どもなりにしたかったことを力尽くで制止されると、頭では悪いとわかっていても大人の言葉を受け入れられないものです。

 

そんな時には、4の“親の気持ちを正直に伝える”ことが大切です。

 

「そんなことしてたら、お母さんかなしいな」

「大切にしているものに落書きされたら、嫌な気持ちになるよ」

など、どう思ったのか伝えるだけでも効果があります。

 

これらは、ネガティブな時だけでなく、ポジティブな時にでも伝える一つの手段として有効ですのでぜひためしてみてください。